道内の家庭一世帯当たりの灯油購入量は毎年1000ℓ前後ですが、そのうち約60%は12~3月に購入されています。高騰する灯油を少しでも節約したいと考えている方も多いのではないでしょうか。そこで、節約ができ、冬も暖かく過ごせる暮らしのヒントをご紹介します。
節約のポイント
- 1.暖房中の室温をチェック
- 室温設定の見直しや、外出・就寝の15~30分前オフを心掛けましょう。家全体の室温を2℃下げるだけでも灯油を節約できます。
- 2.お部屋を衣替え
- 窓からの冷気を防ぐため、厚手の生地で隙間を埋める長さのカーテンに付け替えましょう。ポイントは、上下に隙間を作らないようにすること。窓に断熱シートなどを張ると暖房効果が高まります。
- 3.重ね着や空気循環で暖かく
- 体感温度を上げるには、一枚多く重ね着したり、足元などを温かくするのが効果的。暖かい空気は室内上部にたまるため、扇風機で空気を循環すると設定温度を低くしても暖かく感じられます。
- 4.お風呂は効率的に!
- 湯が冷めないうちに連続して入浴し、ふたをしましょう。髪や体を洗うとき、シャワーを出しっぱなしにしていませんか? 思っている以上に湯量は多いので、なるべくシャワーの時間を減らしましょう。
- 5.給湯温度は低めに設定
- 食器洗いは、つけ置きやゴム手袋を活用することで給湯温度を低めにできます。あらかじめ汚れをふき取ると使う湯量を減らせ、流しっぱなしにしないのも大切です。
灯油の消費量が多くなるこの時季に継続して取り組み、この冬を乗り切りましょう!
[節約のポイントを実践!]
- 1.住宅全体の室温を2℃下げて20℃にすると
- ◎石油セントラル暖房
・・・年間208.5ℓの灯油(約2万5000円)を節約
- ◎FF式石油ストーブ
・・・年間35.5ℓの灯油(約4250円)を節約
※運転時間を1日1時間短縮で年間9.8ℓの灯油(約1170円)を節約
- 2.全ての窓に厚手のカーテンを付け、裾を床まで垂らすと
- 年間49ℓの灯油(約5870円)を節約
※石油セントラル暖房の場合
- 3.部屋着の工夫で体感温度をアップ
- カーディガン着用で+2.2℃、靴下着用で+0.6℃
ひざ掛け使用で+2.5℃
- 4.シャワーの使用時間を1回につき1分短縮すると
- 年間18.66ℓの灯油と
4.38m³の水道水(計約3530円)を節約
- 5.給湯温度を2℃下げて38℃にすると
- 年間8.36ℓの灯油(約1000円)を節約
参考:北海道経済産業局「実践!おうちで省エネ」
数値はあくまでも目安。家族構成・居住地域・住居構造・使用機器・生活環境により異なる。なお、1ℓ当たり119.7円(令和4年度10月消費生活モニター調査)
- [お問い合わせ] 北海道環境生活部くらし安全局消費者安全課