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スコブルvol.34より

老後も自分好みの暮らしを送るには、“決める”ではなく“知る”ことが重要

ドライブやお買い物のついでに施設めぐりを始めよう

 日に日に日差しが暖かくなり、お出かけにぴったりの季節が近づいてきました。春は、見学にいらっしゃる方が多い時期です。特に入居を考えていなくても、「車で前を通ってどんなところか気になったので」と、突然いらっしゃるケースもあります。フルールハウスでは、そんな気軽な見学も大歓迎です。たとえば、親とのドライブや買い物のついでに「ちょっと寄ってみようか」でOK。入居を決めるためでなく、まずどんなところか知るために施設を見て回る、というのを始めてはいかがでしょう。
 あるとき、「食事の時間に見学したい」と、娘さんと一緒にいらっしゃった方がいました。入居者が集まるときの雰囲気が自分と合うのか見たかったようです。その方は、みんなの和気あいあいとした様子を見て入居を決めました。そういった住人の雰囲気や自分との相性は、資料の条件だけ見てもわかりません。ここでは、入居している部屋も本人の了解を取って見ていただいています。空室を見せるより暮らしがイメージできることと、通常の賃貸マンションと同じ感覚で暮らせることを知ってほしいからです。
 また、サ高住(サービス付き高齢者住宅)や有料老人ホーム選びは、考えているご本人や家族としての目線だけでなく、客観的に見ることが必要です。本当に自立した生活ができるのか。逆に、自立できるのに介護が手厚すぎないか。雰囲気は親もしくは自分に合っているか。普段から関心を持ってさまざまな施設を見ておくと、実際に親や自分の入居先を選ぶ段になったとき、必ず役立ちます。
 それでも行きづらい…という方は、ぜひ各施設のイベントへ。フルールハウスの「ワンデイカフェ」は、歌のコンサートなどを開催しており、毎回お客様で満ぱいに。お申込みいただければ誰でも参加できます。そのあとの茶話会では入居者の方々とお話できるので、暮らしぶりなどを直接聞ける良い機会です。また、近所の方もいらっしゃるので、地域ぐるみの交流があることも知っていただけると思います。高齢者施設とは、隔離され密閉された空間ではなく、一住人として暮らすところであり、新たなコミュニティを築く場所なのです。

川原田 英恵
(かわはらだ はなえ)
グループホームに約8年勤務し、認知症の方々の介護にあたる。2012年サービス付き高齢者向け住宅「フルールハウス」開設。取締役・介護福祉士
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