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スコブルvol.28より

知っておきたい「訪問介護」のこと

元気なときに「知っておく」と困ったときに本当に助かる

 私は、サービス付き高齢者向け住宅の運営とともに訪問介護事業も行っています。今回は、訪問介護者の目線で、お話したいと思います。
 高齢になると、ケガや病気をきっかけに、掃除・料理などの家事ができなくなったり、トイレやお風呂へ一人で行けなくなったりすることがあります。介護が必要になっても、家族は仕事をしていて面倒をみられない、近くに住んでいないなどの事情があるでしょう。それに、家族がすべてを行うのは心身ともに負担がかかり過ぎます。現在は、公的な制度に基づいた介護サービスを利用することがほとんどです。程度が軽い場合は、家に介護ヘルパーが来てくれる「訪問介護」を利用できます。
 例えば、高齢の親が足を骨折して入院し、「車椅子生活になって介護が必要かも…」というとき、なにをすべきでしょう?まず電話でいいので、親が住む市町村の役所へ連絡してください(札幌市は区役所)。介護サービスを受けるには「介護認定」が必要で、要支援と要介護で評価され、要介護度が高いほど受けられるサービスが多くなります。本人と家族を含めた面談ののち、認定されるまで1カ月半ほどかかるため、入院中でもすぐに連絡するのが肝心です。
 認定後は、自分でケアマネージャー(ケアマネ)に連絡を取り、話し合いの場をもちます。そこで自分の希望するケアプランを立ててもらうのです。その後、ケアマネがヘルパーを派遣してくれます。私もヘルパーとしてお宅にうかがいますが、むやみに物を片付けたりせず、その人の暮らしを尊重するよう気をつけています。ホームでの経験も生かされていますね。ただ、介護付き施設と違う点は、ヘルパーはケアプランに基づいた行動のみ行います。電球交換など、ちょっとした雑用もできない場合があるということを、本人だけでなく家族にもご理解いただきたいと思います。
 また、介護認定では医師の診断が重要です。一人暮らしの方も増えている今、ホームドクターを持ち、普段の体や生活の状態を知っておいてもらうといいでしょう。親、そして自分が満足できる老後の生活のためにも、今から医療と介護の連携を考えておくことが大切です。

川原田 英恵
(かわはらだ はなえ)
グループホームに約8年勤務し、認知症の方々の介護にあたる。2012年「フルールハウス」開設。取締役・介護福祉士
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